IDC: Appleは引き続き世界のプレミアムiPhone市場セグメントをリードするだろう

インターナショナル・データ・コーポレーション(IDC)のWorldwide Quarterly Mobile Phone Trackerによると、世界のスマートフォン出荷台数は2018年に3%減少し、2019年から2022年にかけて1桁台前半の成長に戻ると予想されている。iPhoneは2018年に2.5%減少して2億1,040万台になると予測されているが、調査グループはAppleのスマートフォン出荷台数は5年間の年平均成長率0.1%で成長し、2022年には2億1,730万台に達すると予測している。

IDCは、「2018年第3四半期に発売された高価で大画面のiOSスマートフォンは、Appleの平均販売価格の上昇に貢献したが、同時に、現在の市場低迷の中で出荷台数を増やすことがやや困難になっている」と述べている。「…こうした課題にもかかわらず、Appleが引き続き世界のプレミアム市場セグメントをリードし続けることは間違いない。」

進行中の米中貿易戦争により業界は緊張状態にあるが、IDCは依然として、新興市場からの継続的な発展と5Gや新製品フォームファクターの可能性が相まって、スマートフォン市場は再びプラス成長に戻ると確信している。 

スマートフォンの出荷台数は、2017年の14億7000万台から2018年には14億2000万台に減少すると予想されています。しかし、IDCは2019年の出荷台数が前年比2.6%増加すると予測しています。長期的には、スマートフォンの出荷台数は2022年に15億7000万台に達すると予測されています。地理的な観点から見ると、2017年のスマートフォン出荷台数全体の30%を占めた中国市場は、ようやく回復の兆しを見せています。 

世界最大の市場である米国は、2018年に依然として8.8%の減少(2017年の不況よりも悪化)が予測されているものの、IDCは2019年は横ばい、その後2022年にかけてプラス成長に戻ると予想しています。米国も、2018年に減少を経験した後、2019年にはプラス成長(前年比2.1%増)に転じると予測されています。