元アップル社の販売員が、黒人顧客に対する人種プロファイリングを通報したために解雇されたと主張し、また、がん治療とセブンスデー・アドベンチスト教会の信仰も解雇に影響した可能性があるとして、ペンシルバニア州連邦裁判所に同社を提訴したと、ロー360が報じている。

フィラデルフィア在住のコリ・フィッシャー氏は、2010年から2016年までフィラデルフィアのアップルストアで勤務し、当初はアップルストアの「エキスパート」として、後に「スペシャリスト」として勤務しました。彼の訴訟で主張されている内容によると、アップルストアは黒人顧客に対し人種差別的なプロファイリングを行っていたとのことです。フィッシャー氏は、店長が警官に黒人のティーンエイジャー数名を店から追い出すよう指示するのを目撃したと主張し、アップルストアは従業員に対し、黒人顧客全般を「厳重に監視する」よう指示していたと述べています。訴訟では、アップルストアの行為は「人種差別的」であるとされています。
フィッシャー氏によると、2016年4月に、差別疑惑について声を上げた報復として解雇されたという。アップルストアが黒人顧客に対する人種差別的プロファイリングを行ったと非難されるのは今回が初めてではない。
2011年、ニューヨーク市のある店舗が、だぶだぶのジーンズとフード付きのスウェットシャツを着た黒人客に対し、何かを買うか、さもなければ店を出ろと告げたとして非難された。