ノキア:アップルは独占の犠牲者ではない

ノキアは木曜日、テキサス州連邦裁判所に対し、動画圧縮技術をめぐる特許侵害訴訟でアップルが反トラスト法違反の反訴を棄却するよう求めた。独占の被害者だというこの技術大手の主張は、ノキアの特許侵害の主張を妨害しようとする根拠のない試みだと裁判所は主張したと、ロー360ウェブサイトが伝えている。

ノキアは、ドイツと米国でアップルを特許侵害で提訴している。「2011年にノキア・テクノロジーズのポートフォリオの一部特許を対象としたライセンス契約に合意して以来、アップルはノキアから提示された、アップルの多くの製品に使用されているノキアの他の特許発明に関するライセンス契約の申し出を断り続けている」とノキアは述べている。

過去5年間、AppleはNokiaに対し特許使用料として少額のロイヤリティを支払ってきました。しかし、この契約は2016年12月31日に期限切れとなり、NokiaはAppleに対し当該ポートフォリオの使用料の支払いを継続するよう求め、Appleに追加の特許ライセンスの供与を要求しています。AppleはNokiaの提示した価格の支払いを拒否し、恐喝行為にあたると非難しています。

アップルは、ノキアとその特許パートナー(アカシア・リサーチ、コンバーサント・インテレクチュアル・プロパティ・マネジメントを含む)が、連邦反トラスト法に違反して特許価格を吊り上げるために共謀したと主張している。このテクノロジー大手は、ノキアが無線技術市場を独占しようとしていると非難している。