AppleはiPhoneの写真に3D地理データを提供することを望んでいる

Appleは、iPhoneで撮影した写真にさらに詳細な情報を提供したいと考えている。このテクノロジー大手は、「注目すべき場所の自動検出」に関する特許(番号20190147303)を出願した。

Appleによると、iPhoneなどの画像機器にGPS(全地球測位システム)受信機が搭載されているため、撮影者は画像に緯度と経度の情報を、通常は画像ファイルに保存されるメタデータの一部として含めることができるという。画像にこのような位置情報を追加することは、一般的に画像へのジオタグの付与と呼ばれ、結果として得られる位置情報はジオデータと呼ばれる。 

ジオタグの付加は、イメージング時にイメージング デバイスまたはその他の関連ロジックによって実行される場合もあれば、イメージング デバイスに GPS 機能がない場合や、イメージング時に GPS 受信機が無効になっているか GPS 衛星から位置信号を取得できない場合に、イメージを後処理して地理データを追加することによって実行される場合もあります。 

緯度と経度の情報は、多くのアプリケーションで非常に役立ってきました。しかし、Appleは、緯度と経度は2次元(2D)の地理データしか提供せず、3次元(3D)の地理データや画像デバイスの向きに関する情報は提供できないと述べています。3Dの地理データと向きの情報があれば便利になると、Appleは付け加えています。 

本発明の概要は次のとおりです。「画像と比較するための注目地点の3D表現を提供することで、撮像装置の3D位置と向きを特定できます。撮像装置の3D位置と向きにより、画像コレクション内でのナビゲーション機能が向上し、視覚化および編集機能も向上します。注目地点の3D表現は、撮像装置のローカルまたはリモート、あるいは撮像装置から取得した画像を処理するプログラム可能な装置に保存できるデータベースに提供できます。」

もちろん、Appleは米国特許商標庁に数多くの特許を申請し、そして取得しています。その多くは日の目を見ることのない発明です。しかし、どの発明が実際の製品に実現されるかは、決して予測できません。