アップルの世界スマートフォン市場シェア20%は利益の92%に相当する

Appleは世界で販売されるスマートフォンの10台に2台しか販売していないかもしれませんが、世界のスマートフォン業界における営業利益の大部分を占めています。これはCanaccord Genuityの調査によるもので、2015年第1四半期において、Appleはスマートフォンメーカー上位8社の営業利益の92%を占めたとされています。これは昨年の65%から増加しています。

スマートフォンを製造する約1000社のメーカーの多くが昨年、損益が均衡するか赤字に陥ったことを考えると、利益のさらに15%を占めるアップルとサムスンが業界利益の100%以上を占めていることになる。

この傾向は当面続くと示唆する兆候がいくつかある。iPhoneの世界平均価格は624ドルであるのに対し、Androidスマートフォンは185ドルである。Appleは、今秋発売予定と噂されているiPhone 6sに記録的な発注を行うと予想されており、一方SamsungはGalaxy S6を過剰生産した。

スマートフォン業界における利益格差についてウォール・ストリート・ジャーナルに寄稿した記事の中で、ベライゾンの元COO、デニー・ストリグル氏は、「Appleの優位性は克服するのが非常に難しい。Appleは何らかの形でつまずくことになるだろうが、私はそうは思わない」と述べた。