CNET は、Apple が気候変動に関するパリ協定への取り組みを再確認したと報じている。Apple の環境、政策、社会活動の責任者であるリサ・ジャクソン氏は、リスボンで開催された Web Summit で、多くの技術リーダーが集まった会場で、この技術大手は環境に責任を持ちながら利益を上げ続けることができると語った。

「私たちが呼吸する空気、そして子供たちに残す地球は、特定の政党や特定のイデオロギーに属するものではありません。私たち全員のものなのです。そして、政府は私たちの活動において味方であるべきです」と、彼女はテクノロジー業界のリーダーたちが集まったアリーナで語った。「アップルはパリ協定を支持しており、今後も支持し続けます。」
2017年6月1日、CEOのティム・クック氏はアップルの従業員宛ての社内メールの中で、ドナルド・トランプ大統領への個人的な働きかけにもかかわらず、パリ協定からの離脱を阻止できなかったものの、企業の環境保護活動は継続すると述べた。メールの中で、クック氏は次のように述べている。
ホワイトハウスが米国をパリ協定から離脱させる決定を下したことに、多くの方が私と同じように失望していることは承知しています。火曜日にトランプ大統領と会談し、米国が協定に留まるよう説得を試みました。しかし、それは十分ではありませんでした。
気候変動は現実であり、私たちは皆、これと闘う責任を共有しています。本日の発表は、Appleの環境保護への取り組みに一切影響を及ぼさないことをお約束します。私たちはほぼすべての事業活動に再生可能エネルギーを使用しており、これは地球に優しく、ビジネスとしても理にかなっていると考えています。
私たちは、閉ループ型サプライチェーンの構築という野心的な目標に向けて努力を続け、最終的には新たな素材の採掘を完全に停止することを目指します。もちろん、サプライヤーの皆様がクリーンエネルギーで事業を活性化できるよう、引き続き協力していきます。そして、私たち自身も、さらなる目標達成に向けて挑戦を続けます。私たち自身、そして世界中の数え切れないほどの人々が行っている素晴らしい取り組みを知れば、地球の未来について楽観的な見方ができる理由は数多くあります。
私たちの使命は、常に、私たちが出会った世界よりも良い世界を残すことです。未来の世代が私たちを頼りにしていることを知っているので、決して揺るぎません。
「あなたの仕事は、これまで以上に今日も重要です。日々、変化をもたらすために尽力してくださり、ありがとうございます。」