ロボット工学の専門家、ヨッキー・マツオカ氏がアップルでの1年未満を終えてNest Labsに復帰

ブルームバーグの報道によると、ロボット工学と人工知能(AI)分野の専門家であるヨッキー・マツオカ氏が、アップルでの勤務期間が9ヶ月未満だった後、アルファベット傘下のネスト・ラボに復帰した。同氏はネスト・ラボの最高技術責任者(CTO)に就任する。

松岡氏はiPhoneメーカーのヘルスケアテクノロジー事業の運営支援のため、5月にアップルに入社したが、2016年末に退社したとブルームバーグは報じている。2010年にiPodの生みの親であるトニー・ファデル氏がマット・ロジャース氏と共にNestを設立した際、松岡氏は初期の幹部として同社に在籍し、2014年にグーグルが30億ドル超で同社を買収した際にも同社に在籍していた。松岡氏は2015年に同社を退社し、ヘルスケアデータを扱うスタートアップ企業Quanttusの責任者を務めた。 

2007年、松岡氏はニューロロボティクスの研究でマッカーサー財団の「天才」助成金を受賞しました。この研究では、障害者や脳卒中患者の四肢機能回復を支援する技術が活用されています。彼女はGoogle Xラボの共同設立者の一人であり、Nestの元技術責任者でもあります。Google Xは、Googleが設立した半秘密の研究開発施設で 、2015年10月からAlphabetの子会社として運営されています。