iPhoneの米国におけるインストールベースは1億3200万台に達した

コンシューマー・インテリジェンス・リサーチ・パートナーズ(CIRP)は、2016年12月31日終了の四半期におけるAppleに関する調査結果の分析を発表した。同調査グループによると、米国におけるiPhoneの設置台数は2016年末時点で1億3,200万台に達したという。

インストールベースのうち、新型iPhone 7と7 Plusは2,500万台、つまり全体の19%を占めています。2年前に発売されたiPhone 6と6 Plusは5,100万台、つまり全体の38%を占めています。

「iPhone 7と7 Plusは、米国市場への浸透率が19%と、前年のiPhone 6Sと6S Plusよりわずかに高い水準に達しましたが、2年前のiPhone 6と6 Plusの水準には遠く及びません」と、CIRPのパートナー兼共同創設者であるジョシュ・ロウィッツ氏は述べています。「昨年の同時期、iPhone 6Sと6S Plusは米国におけるiPhoneのインストールベースシェアの約17%を占めていましたが、2014年12月にはiPhone 6と6 Plusが驚異の30%を占めていました。」

iPhone Plus モデル (6 Plus、6S Plus、7 Plus) は、2015 年 12 月 31 日時点では 25% であったのに対し、2016 年 12 月 31 日時点では 35% を占めています。

「Appleは大型スマートフォンの販売を伸ばし続けています」と、CIRPのパートナー兼共同創設者であるマイク・レビン氏は述べています。「当初は、その魅力について懐疑的な見方もありましたが、Appleはそれを克服したようです。また、価格の高さと、iPhone購入者全体が大容量ストレージを購入する傾向にあることを考えると、これは売上高と粗利益率に大きく貢献しました。」

ロウィッツ氏によると、米国での販売台数は現在、ほぼ全てがAppleが2014年後半以降に発売したスマートフォンで構成されているという。所有サイクルの長期化、初めてiPhoneを購入する人の減少、そしてAndroidとiOSへの忠誠心の向上により、「Appleの短期的な運命は、既存のiPhoneユーザーという巨大な層をいかに説得して次期モデルへのアップグレードを促せるかにかかっている」と同氏は付け加えた。

CIRPは、2016年12月31日から2017年1月12日まで、2016年10月から12月の間に米国でiPhone、iPad、またはMacを購入した米国のApple顧客500人を対象に調査を行い、その結果をまとめた。