HomePodは卸売売上高の16%のシェアでスマートスピーカー市場価値ランキングのトップに立った。

Strategy Analyticsの最新の四半期調査によると、2018年第2四半期(Q2)における世界のスマートスピーカー出荷台数は1,170万台に達した。そして、ほとんどの推定によれば売上が期待外れだったHomePodにとっては、少しばかり良いニュースがある。

調査グループによると、Google Home Miniは今四半期、世界で最も売れたスマートスピーカーとなり、AmazonのEcho Dotが僅差で続いた。AppleのHomePodは出荷台数ではトップ5には入らなかったものの、卸売売上高の16%を占め、市場価値ランキングでトップに立った。 

「予想通り、2018年第2四半期のスマートスピーカーのベストセラーリストはAmazonとGoogleの製品が独占しました」と、Strategy Analyticsのスマートスピーカーサービス担当ディレクター、デビッド・ワトキンス氏は述べています。「Google Home MiniとAmazon Echo Dotは、価格が低かったため、市場規模への貢献はわずか17%にとどまりましたが、世界出荷台数の38%を占めました。一方、Appleはスマートスピーカー事業をプレミアム市場に集中させ、HomePodの音声制御機能よりも優れたオーディオ性能を訴求してきました。Appleは2018年第2四半期の出荷台数シェアは6%でしたが、売上高では16%の市場リーダーであり、小規模ながらも成長を続ける200ドル以上のプレミアム価格帯では70%の圧倒的なシェアを占めています。」