ABIリサーチによると、ディスプレイインターフェース技術の発達により、iPadなどの個人用モバイルデバイスが、今後2年間で自宅、オフィス、外出先でのあらゆるコンピューティング体験のハブとなる可能性が出てきている。

研究グループの新しい調査によると、現在、何億台ものコンピューター、ディスプレイ、プロジェクターがこの機能を提供しており、2018 年までに 21 億台のスマートフォンとタブレットがこの機能を搭載して出荷されると予測されています。アプリケーションは、プレゼンテーションやモバイル ゲーム用にモバイル ディスプレイをミラーリングすることから、より没入感のあるコンテンツ エクスペリエンスを実現するセカンド スクリーンの使用、VCR スタイルのコンテンツ制御用のリモート コントロール/ナビゲーション アプリケーションまで多岐にわたります。
「互換性のあるケーブルを使うだけで済むため、現在は有線技術が優位に立っています」と、ABIリサーチのシニアプラクティスディレクター、ジェフ・オール氏は述べています。「今後数年のうちに、WirelessHDやWiGigといった60GHz帯の無線プロトコルが主流となり、モバイルデバイスから家庭、オフィス、あるいは車のディスプレイに4Kビデオコンテンツを送信できるようになるでしょう。」
期待されるその他の技術的進歩としては、IT組織内のディスプレイに対するエンタープライズグレードのセキュリティと管理性などが挙げられます。もちろん、iPadなどのデバイスが外部ストレージやディスプレイに簡単に接続できるようになるまでは、Macなどの専用パーソナルコンピュータに取って代わり、デジタル世界の真の「ハブ」となることはないでしょう。
