デイリー・テレグラフによると、アップルはブリティッシュ・テレコムと「両社の有料テレビへの取り組みを強化する」ことを目的とした提携について協議中だという。
記事によると、両社はブリティッシュ・テレコムのモバイルブランドであるEEをApple TVセットトップボックスの主要販売代理店とする契約について初期段階の協議を行っているという。つまり、BTの自社セットトップボックスの代わりにApple TVがセットトップボックスとして使用される可能性があるということだ。

ブリティッシュ・テレコム(BT)は、英国ロンドンに本社を置く英国の多国籍通信持株会社です。約180カ国で事業を展開し、英国最大の固定回線、ブロードバンド、モバイルサービスプロバイダーです。また、有料テレビサービスやITサービスも提供しています。
AppleとBTが契約を締結した場合、BTはEEブロードバンドの顧客に、BT Sportやその他の放送局のチャンネルを視聴できるアプリをプリインストールしたApple TVを提供する予定だ。Appleは既にスイスで、通信事業者兼有料テレビ事業者のSaltと同様の契約を結んでいる。Saltは3月、スイスの光ファイバー加入世帯向けにIPTVプラットフォームを立ち上げた。Apple TVがプラットフォーム事業者によって標準セットトップボックスとして利用されるのは、欧州で初めてのケースだった。