Appleは、2020年9月26日を期末とする2020年度第4四半期の業績を発表しました。同社は、9月四半期の売上高が過去最高の647億米ドル、希薄化後1株当たり四半期利益が0.73ドルとなりました。海外売上高は四半期売上高の59%を占めました。
収益の内訳は次の通り。iPhoneが264億4000万ドル、サービスが145億5000万ドル、Macが90億3000万ドル、ウェアラブル、ホーム、アクセサリが78億8000万ドル、iPadが67億9000万ドル。

「Appleは、逆境に直面しながらもイノベーションによって特徴づけられた会計年度を、Macとサービス部門の過去最高記録に牽引され、9月四半期の業績で締めくくりました」と、CEOのティム・クック氏はプレスリリースで述べています。「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響が続いているにもかかわらず、Appleは過去最高の製品発表期を迎えており、初の5G対応iPhoneシリーズをはじめとするすべての新製品への早期の反応は非常に良好です。パンデミックが続く中、リモート学習から在宅勤務まで、Apple製品はユーザーにとって世界への窓となっており、私たちのチームは創造性、情熱、そしてAppleにしか実現できない壮大なアイデアで、この時代のニーズに応えてきました。」
最高財務責任者(CFO)のルカ・マエストリは次のように述べています。「9月四半期の素晴らしい業績により、極めて不安定で厳しいマクロ経済環境にもかかわらず、売上高、1株当たり利益、フリーキャッシュフローにおいて過去最高記録を樹立した輝かしい会計年度を締めくくりました。販売実績と比類なき顧客ロイヤルティにより、主要製品カテゴリーすべてにおいて、アクティブインストールベース(設置台数)が過去最高を記録しました。また、当四半期中に約220億ドルの株主還元を実施し、将来的にネットキャッシュニュートラルを達成するという目標を維持しました。」
Appleの取締役会は、普通株式1株当たり0.205ドルの現金配当を宣言しました。この配当は、2020年11月9日の営業終了時点の株主名簿に記載されている株主に対し、2020年11月12日に支払われます。