友人がYouTubeで紹介してくれた動画では、ヘッドホンをつけてプレゼンテーション中は目を閉じて聞くようにと強く勧められていました。ところが、なんとステレオヘッドセットを使ってサラウンドサウンドを体験できたんです!
音響は信じられないほど素晴らしかった。自分がいる部屋の空間がまるでそこにいるかのようで、その雰囲気に完全に浸りきっていた。パフォーマーたちは好きな場所に自由に移動でき、観客は自分の座席と彼らの位置関係を正確に把握できた。彼らが音を出すために使った小道具も同様だった。
この技術が一体何なのか、調べてみました。QSound Labsの技術だそうです。同社のウェブサイトによると、「1990年代初頭、QSound Labsは、重量1/4トンのデジタルオーディオ処理ステーション「QSystem」によって、音楽制作スタジオや映画制作スタジオに効果的で実用的な3次元(3D)オーディオ技術をもたらしました。一方、ビデオゲームファンは、カプコンのアーケードゲーム機で画期的なQSound 3Dオーディオを楽しんでいました。」
「今日、QSoundテクノロジーは携帯電話やBluetoothヘッドセットなどの小型デバイスに組み込まれており、QSoundデジタルオーディオアルゴリズムスイートは大幅に成長しています。」
素晴らしいですね!YouTubeチャンネルにはたくさんのデモ動画がアップされています。「Virtual Barber Shop」で検索すれば、ぴったりのチャンネルにたどり着きます。または、ウェブサイトにアクセスしてデモ動画を聴いてみてください。

この技術は多くのデバイスに組み込まれていると聞いていたものの、過去20年間で私が偶然目にしていなかったとは信じられませんでした。そして、あることを何度も考えずにはいられませんでした。なぜこの技術はヘッドセットやHDTVにもっと普及していないのでしょうか?Bluetoothで接続すれば、テレビの電源を切る必要がなくなるでしょう(もしかしたら、それは良くないことなのかもしれません)。映画やスポーツ観戦は病みつきになるでしょう。少なくとも、魅惑的な体験になるでしょう。
いずれにせよ、ぜひ体験してみてください。ここにはいわゆるコンシューマー向け製品はありません。このサイトはコンテンツクリエイターと開発者向けです。しかし、デモはどなたでもご覧いただけます。私自身、この体験にとても感動したので、ぜひ皆さんにご紹介したいと思いました。