アップルの台湾サプライヤーが、値引き要求の増大に反撃していると報道

Digitimesによると、台湾のサプライヤーはAppleからの更なる値引き要求に抵抗し始めているという。記事によると、カリフォルニア州クパティーノに本社を置くAppleは、「iPhone 7」の部品・コンポーネントの見積もり値下げに対し、台湾のサプライチェーンメーカーからの抵抗に直面しているという。

デジタイムズによると、新型携帯電話の注文量は1年前より30%減少していると言われているにもかかわらず、アップルは台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング・カンパニー(TSMC)とラーガン・プレシジョンを除く下流の部品サプライヤーに対し、iPhone 7の見積り価格を最大20%引き下げるよう要請したという。

しかし、下流サプライヤー、特にAdvanced Semiconductor Engineering (ASE)とFoxconnグループ傘下の関連企業は、妥当な利益がなければ注文を受けることはできないとAppleに返答した。

組立工場をサプライチェーンの中心とすると、上流の活動には原材料(加工されていない材料)のサプライヤーが含まれます。組立工場の下流には、販売代理店、配送パートナー、そして卸売業者や小売業者などの販売拠点が含まれます。

2016年9月1日