Appleは「なりすまし通話情報の検出」に関する特許（特許番号20180295140）を出願しました。この特許により、iPhoneは着信がなりすまし番号からのものであるかどうかを判断できるようになります。もしそうであれば、電話に出る前に警告が表示されます。
発信者番号スプーフィングとは、電話網に働きかけて、通話の発信者が実際には別の局であると受信者に伝える行為です。例えば、発信者番号表示画面に、実際に電話をかけた電話機の番号とは異なる電話番号が表示されることがあります。
Appleによる発明の概要は次のとおりです。「モバイルデバイスは、テンプレートを使用してパラメータをチェックし、モバイルデバイス内のデータベースと招待状の整合性を評価します。テンプレートには、セッションプロトコル、ネットワークトポロジ、ルーティング、ソーシャルテンプレートが含まれます。」
「特定のテンプレートデータには、標準化されたプロトコルパラメータ、モバイルデバイスのデータベースからの値、モバイルデバイスの電話帳エントリが含まれます。パラメータの例としては、機能、前提条件、ベンダー機器識別子、ホップカウンタ値、発信元ネットワーク情報などがあります。
「発信元ネットワーク情報は、まずオンラインデータベースに問い合わせ、案内状に記載されている発信者識別情報に関連付けられたネットワーク識別子を特定することにより、データベースから取得することができる。次に、取得されたキャリア識別子をデータベースのインデックスとして使用し、特定された発信元ネットワークの特性を示すテンプレートデータを取得する。」
もちろん、Appleは米国特許商標庁に数多くの特許を申請し、そして取得しています。その多くは日の目を見ることのない発明です。しかし、どの発明が実際の製品に実現されるかは、決して予測できません。
