Macは将来、iPhone、iPad、あるいはAppleのデスクトップやノートパソコンのFaceTimeカメラで撮影した写真や動画から3D画像を生成できるようになるかもしれません。このテクノロジー界の巨人は、「撮影した画像からアニメーション化された3Dモデルを生成する」特許(特許番号20200125835)を申請しています。
モーションキャプチャは、現実の物体の動きを追跡・記録することでモーションデータを生成するため、様々な分野で活用されています。例えば、モーションキャプチャ技術はビデオゲーム制作や映画制作において頻繁に利用されています。

しかし、Appleは、モーションキャプチャ技術が消費者レベルで広く導入されていないと指摘しています。処理能力と消費電力の進歩により、消費者向け電子機器がモーションキャプチャに関連する操作をより容易に実行できるようになり、消費者レベルのモーションキャプチャシステムの導入が始まったばかりです。Appleは、この状況を変えたいと考えています。
特許出願の概要は次のとおりです。「ユーザーの3次元モデル(例:モーションキャプチャモデル)は、ユーザーの撮影画像または撮影動画から生成されます。機械学習ネットワークは、ユーザーのポーズや表情を追跡することで、3次元モデルを生成・改良することができます。3次元モデルの改良により、ユーザーの顔の追跡精度が向上する可能性があります。」
「3次元モデルの改良には、3次元モデル内の特定の位置(例えば、目尻や鼻など)におけるポーズや表情の決定の改良が含まれる場合があります。この改良は反復的なプロセスで行われる場合があります。時間の経過(例えば、ビデオ撮影中)に伴う3次元モデルの追跡は、ユーザーのポーズや表情をシミュレートするアニメーション化された3次元モデル(例えば、アニメーション化された人形)を生成するために使用できます。」