ブルームバーグの報道によると、Appleは今年初め、ポッドキャスト用のラジオのような放送局を制作するスタートアップ企業Scout FMを買収した。
Appleの広報担当者は買収を認めたものの、ブルームバーグの取材に対しそれ以上のコメントは控えた。同社は買収後、Scout FMアプリを停止した。

Apple Podcastを含むポッドキャストアプリは、ユーザーが個々のポッドキャストを選択して聴く仕組みになっています。しかし、Scout FMは様々なトピックのポッドキャストステーションを作成しています。例えば、ユーザーがスポーツに興味を持っている場合、アプリは厳選されたスポーツポッドキャストを組み合わせたステーションを作成します。ブルームバーグによると、このアプリは視聴履歴、好みの入力、そして人工知能(AI)ベースのソフトウェアからの提案に基づいてユーザーの興味を判別しているとのことです。
アップルはオリジナルポッドキャストへの取り組みを強化しており、同社のポッドキャストアプリ専用番組の購入などを通じて、この取り組みを主導する幹部を探していると、ブルームバーグが5月に報じた。採用された幹部は、同社のポッドキャスティング責任者であるベン・ケイブ氏の直属となる。
記事によると、このテクノロジー大手は、Apple TV+ストリーミングサービス上の既存の映画や番組のオーディオスピンオフと、将来のApple TV+プロジェクトに採用される可能性のあるオリジナル番組の2種類のオリジナルポッドキャストの買収を開始したという。