NeuBibleは、Appleが作るであろう聖書アプリです(もしAppleが聖書アプリを作ったら)

礼拝で、iPhoneやiPadで聖書を読んだり、聖句を調べたりしている人が増えているのを目にするようになりました。実は私もその一人です。iOSの聖書アプリで一番気に入っているのはNIV(新国際訳)第50版です。でも、最近気に入っているのはApple App Storeで4.99ドルで入手できるNeuBibleです。

エレガントでシンプルでありながら洗練されています。NeuBibleの開発者である元Appleデザイナーのコリー・ウェスターホールド氏とYahoo!のデザインディレクター、アーロン・マーティン氏は、彼らの目標は「あなたと聖書の間にあるあらゆるものを取り除くこと」だったと述べています。そして、彼らはその目標を確かに達成しました。これはiBibleのようなものだと考えてください。

NeuBibleをiPhone 6、iPhone 6 Plus、iPad Air 2、iPhone 7 Plus、そして12.9インチiPad Proで試してみました。「小さめ」のAppleスマートフォンでも問題なく使えますが、特に大型のスマートフォンやタブレットでは、必要な場所に親指で簡単にアクセスできるので、真価を発揮します。

NeuBibleのインターフェースは余計な装飾こそないものの、聖書アプリに必要な機能はすべて備えています。しかも、見た目も美しいです。Hoefler & Co、LatinoType、Commercial Type、DSTypeといった世界有数のフォントメーカーから厳選・ライセンスされたフォントが使用されており、余白、行間、フォントサイズも手作業で調整されています。 

フォントはモダンなもの(私のお気に入りはBreve)なので、イタリック体の筆記体は見当たりません。左側のナビゲーションは、読んでいる間は表示されません。詩番号と章の見出しを除けば、コンテンツは飾り気がありません(ただし、「昼間表示」と「夜表示」を選択できます)。

NeuBibleのクイック検索機能も気に入っています。検索フィールドをダブルタップすると検索が起動します。この機能を使えば、聖句を素早く見つけることができます(説教者や聖書クラスの先生に聖書朗読を頼まれた時などに便利です)。

NeuBibleには、お気に入りの翻訳を簡単に見つけられるよう、厳選されたブックストアも用意されています。アメリカ標準訳、ジェームズ王欽定訳、世界英語聖書といった翻訳が無料で提供されています。新アメリカ標準訳(NASB)は1.99ドルのアプリ内課金で入手できます。英語標準訳(ESV)、メッセージ訳(MSG)、新国際訳(NIV)、新ジェームズ王欽定訳(NKJV)、新リビング訳(NLT)など、今後さらに多くの翻訳版が追加される予定です。

NeuBible がアプリを終了した時に自分の位置を「記憶」してくれればいいのですが、残念ながらそうはいきません。ブックマーク機能があればもっと良いのですが。早くその機能が実装されることを期待しています。

それでも、NeuBible は聖書を読む楽しみのための素晴らしいアプリです。

Apple World Todayの評価(5つ星中): ★★★★★