macOS High Sierraの脆弱性により、暗号化されたAPFSボリュームのパスワードが漏洩する

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オペレーティングシステムの無数のベータ版を経て最終製品版に至るまで、何が残っているのかは時に驚くべきものです。macOS 10.13 High Sierraの場合、開発者のMatheus Mariano氏は、暗号化されたAPFSコンテナのパスワードが表示されてしまう、驚くほど深刻な脆弱性を発見しました。

以下の動画では、Mariano氏が脆弱性の仕組みを解説しています。SSDを搭載したMacのディスクユーティリティで暗号化されたAPFSコンテナを新規作成し、パスワードとパスワードのヒントを入力して確認します。コンテナをアンマウントして再マウントすると、パスワードダイアログの「ヒント」欄に実際のパスワードが表示されます。おっと!

マリアーノ氏は、9月27日時点で既にAppleにこの件を報告済みだと述べています。macOS 10.13.1では、修正プログラムが間もなくリリースされる可能性が高いでしょう。

スティーブ・サンデ

スティーブはApple World Todayの創設者であり、元発行人でもあり、Apple製品に関する著書を多数執筆しています。熱心な写真家であり、FAA(連邦航空局)認定のドローン操縦士であり、ギターもとても上手です。スティーブと妻のバーブは、どこへでも旅行するのが大好きです!