Apple、Apple TV+向けに小説『ダークマター』のドラマ化を計画

Colliderの報道によると、Appleは「ヴェノム」のプロデューサー、マット・トルマックと提携し、ブレイク・クラウチのベストセラー小説「ダークマター」を原作としたシリーズを制作する。著者自らが同作をストリーミングサービスとソニー・ピクチャーズ・テレビジョン向けに脚色する予定だという。

トルマック氏は以前、ソニーで『ダークマター』を長編映画として開発していたが、最新作はシリーズ化に近いものだったと記事は付け加えている。クラウチ氏は脚本を執筆し、トルマック氏とマット・トルマック・プロダクションズのデヴィッド・マンパール氏と共に製作総指揮を務める。スタジオはソニー・テレビジョンが担当するが、シリーズ化されれば最終的にはApple TV+でプレミア上映される予定だとColliderは報じている。

この本はこう説明されている。「人生で幸せですか?」マスク姿の誘拐犯に意識を奪われる前に、ジェイソン・デッセンが耳にした最後の言葉。目を覚ますと、担架に縛り付けられ、防護服を着た見知らぬ男たちに囲まれていた。会ったこともない男が彼に微笑みかけ、「おかえり、友よ」と声をかける。目覚めたこの世界で、ジェイソンの人生は彼が知っているものとは違っていた。 

妻は彼の妻ではない。息子は生まれていなかった。そしてジェイソンは、ただの大学物理学教授ではなく、何か驚くべきことを成し遂げた、名高い天才なのだ。不可能と思われていたことを。夢とは、この世のものか、それともあの世のものか?そして、たとえ記憶の中の故郷が現実だとしても、ジェイソンは一体どうやって愛する家族の元へ帰れるのだろうか?答えは、想像をはるかに超える、驚異的で恐ろしい旅路の中に隠されている。恐ろしく、一見無敵に見える敵と戦いながらも、ジェイソンは自身の最も暗い部分と向き合わざるを得なくなる旅路だ。