Apple Newsは近いうちに出版社が独自の技術を使って広告スペースを埋められるようにするかもしれない

AdAge が匿名の「計画に詳しい関係者」の話を引用して報じたところによると、Apple は、同社の News アプリに記事やコンテンツを送信する出版社向けのソリューションに取り組んでいるが、これまでのところ、見返りはほとんど得られていないという。

Apple Newsは、主要メディアパートナーが自社の技術を使ってコンテンツ内の広告スペースを埋められるようになる。これにより、現在のように隔絶された島のような存在ではなく、パブリッシャー自身のウェブサイトの延長線上にあるような存在になるだろうと関係者は述べている。Apple NewsはiOSデバイス向けのモバイルアプリ兼ニュースアグリゲーターであり(そして将来的にはMacにも対応することを期待している)、ニュース配信プラットフォームとして機能している。

AdAgeによると、AppleはパブリッシャーがGoogleのDoubleClick for Publishersなど、既に自社サイトで活用している広告技術をニュースサービスに配信できるようにする計画だという。記事によると、これによりメディアパートナーは、現状ほどの追加的な労力をかけずに、自社サイトと同程度の収益をApple Newsの閲覧から得られるようになる可能性があるという。