
Macコミュニティの黎明期から関わってきた私たちの多くにとって、データベースアプリケーションといえばまず思い浮かぶのはFileMaker Proです。このアプリケーションは1985年に初めてリリースされ、Macのグラフィカルユーザーインターフェースの威力を真に発揮したフラットファイルデータベースアプリケーションでした。それから30年、FileMakerはついにプラットフォームの最新版、FileMaker Pro 14を発表しました。
オリジナルのデータベース プログラムは、単一ユーザーのフラット ファイル データベースから、ワークグループ用のサーバー コンポーネントと FileMaker Go と呼ばれる iOS アプリを備えた、強力でプログラム可能なリレーショナル データベース管理システムへと進化しました。
新しくアップデートされたプラットフォームは、ユーザーと開発者がモバイルデバイス、デスクトップ、そしてWebブラウザからアクセスできるビジネスプロセスを作成できるようにすることで、モビリティを活用しています。FileMaker Go 14アプリには新しいインターフェースが追加され、画面の向きを固定できるようになったほか、署名キャプチャ機能(クライアントにフォームに署名してもらうための機能強化)、オーディオとビデオの再生制御など、様々な機能が利用可能になりました。
FileMaker Pro 14 および FileMaker Pro 14 Advanced には、プロの開発者とビジネスユーザーの両方が、ソリューションの設計経験がなくても、あらゆるデバイスに対応したプロフェッショナルなソリューションを作成できるデザインツールが搭載されています。また、FileMaker WebDirect も再設計され、デスクトップアプリケーションと同様のインタラクティブ性がデスクトップおよびタブレットの Web ブラウザでも実現されています。
また、大きなボタンを備えたアプリのようなインターフェースを提供する新しい起動センターも追加されました。これにより、ユーザーはソリューションを整理し、外観をカスタマイズしてから、クリックまたはタップでソリューションを起動できます。起動センターは、MacおよびWindows上のFileMaker Pro 14、iPadおよびiPhone上のFileMaker Go、そしてFileMaker WebDirectを使用したWebブラウザを含む、プラットフォーム全体で動作します。
Apple World Today では、FileMaker Pro 14 と FileMaker Go 14 の徹底的なハンズオンレビューを近日中に公開する予定です。