昨日の特許調査では見逃していたのですが、AppleInsider によると、Apple が iMac の革新的なデザインを示唆する「ガラス製ハウジング部材を備えた電子機器」の特許 (番号 20200026327) を出願したそうです。
特許出願で提案されたアイデアが実現すれば(Appleはこれまで日の目を見ることのないアイデアやデザインを数多く出願している)、一枚の(大きな)ガラス板でできたオールインワンのデスクトップが実現するかもしれない。その一枚のガラス板には、ディスプレイ、キーボード、そして2つのトラックパッドが収められることになる。
Appleは特許出願において、多くの電子機器には入出力デバイスが複数の独立したコンポーネントで構成されていると指摘しています。例えば、ディスプレイ筐体は入力デバイスやキーボード筐体とは別体である場合があります。さらに、従来の電子機器の筐体は、傷がつきやすい素材や、触り心地や外観に劣る素材で作られている場合があります。Appleは、一枚のガラス板で作られた真のオールインワンが現実的な解決策であると考えているようです。

興味深いことに、このようなiMacのキーボードは、力覚センサーと触覚フィードバックを備えたキーレスキーボードになる可能性があります。特許出願では、ハウジング部材に連結され、入力領域での入力を検出するように構成された1つまたは複数の入力コンポーネント(例えば、タッチセンサー、力覚センサー、生体認証センサーなど)について言及されています。
あるいは、キーボードの少なくとも一部が開口部内に収まる、より従来的な収納構造のキーボードも考えられます。キーボードが開口部から伸びる構造も考えられます。
Apple による発明の概要は次のとおりです。「電子デバイスには、表示領域を定める上部、入力領域を定める下部、および上部と下部を結合し、上部と下部の間に連続した曲面を定める遷移部分を含むガラス製ハウジング部材が含まれ得る。
「電子デバイスは、ガラスハウジング部材に結合され、表示領域に視覚出力を提供するように構成されたディスプレイを備えてもよい。電子デバイスは、ガラスハウジング部材に結合され、入力領域での入力を検出するように構成された入力デバイスを備えてもよい。電子デバイスは、ガラスハウジング部材に結合され、コンピューティングデバイスを支持するように構成された支持構造を備えてもよい。」