Synologyの新製品がデビュー

Synologyは、同社初のオールフラッシュデスクトップNASとなる1,660ドルのFlashStation FS1018(写真)と、家庭向けNASファミリーの新製品となる299.99ドルのDiskStation DS218という2つの新製品を発表しました。また、Synology NAS上で仮想マシンを実行できる新パッケージ「Virtual Machine Manager」も正式にリリースされました。

FS1018は、Intel Pentium D1508デュアルコアCPUと8GB DDR4 EECメモリ(最大32GBまで拡張可能)を搭載した、コンパクトな12ベイ、低レイテンシ、オールSSDデスクトップNASです。クリエイティブエージェンシーなど、強力なファイルストレージと共有機能を必要とするワークグループや中小企業向けに設計されており、より小型で使い勝手の良いパッケージとなっています。

新しいFS1018のもう一つの特徴は、Virtual Machine Manager(VMM)を実行できることです。Synologyの新しい仮想化ソフトウェアは、Windows、Linux、Virtual DSMなど、複数の仮想マシンをSynology NAS上にインストールして実行できる機能を提供します。これにより、さまざまなサービスやリソースの導入と保守における柔軟性が向上します。

DS218は、64ビットクアッドコアプロセッサを搭載した2ベイNASで、112MB/秒以上のシーケンシャルスループット(読み取り、書き込みとも)を実現します。2GBのDDR4メモリを搭載し、これは前モデルの4倍の容量です。DS218は、Video Stationによる10ビット4K H.265ビデオトランスコーディングにも最適化されているため、マルチメディアファンや、自宅用の小規模なファイル共有・バックアップ先を探している方に最適です。