アップルは先週から、台湾に拠点を置く契約製造業者ウィストロンのインド・ベンガルール工場でiPhone 6sの商業生産を開始したと、エコノミック・タイムズが報じている。同社は既にインドでiPhone SEを生産している。
エコノミック・タイムズによると、Appleは4月からiPhone 6シリーズの2番目のモデルの試作を行っており、販売の可能性を考えてiPhone 6sを選んだという。また、記事によると、今後輸入関税が変更されても、今年初めにインド政府が増税した際にiPhone SEが値上げを免れたのと同様に、iPhone 6sは値上げの影響を受けないことになるという。

Appleは、今後5年間でインドにおけるiPhoneの市場シェアを倍増させることを目標に、スマートフォンモデルの出荷拡大を推進することで、成長著しいインド市場に照準を定めています。インド政府は、Appleに対し、現地製造業で使用することを目的とした携帯端末部品の無税輸入を認める提案を行いました。この税制優遇措置は、一定期間にわたり現地での付加価値を高めることを条件としています。
2016年7月、Appleはインドのベンガルールに4万平方フィート(約3,600平方メートル)以上のオフィススペースをリースすることに合意し、開発センターの設置を計画していると発表されました。また、2016年5月には、インドのiOS開発者コミュニティの成長を加速させ、エンジニア人材の育成を支援するための新たな取り組みを発表しました。ベンガルールにiOSアプリ設計・開発アクセラレーターを設立すると発表しました。
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