
これは、Appleが来年製品に搭載してほしいアクセシビリティ機能について取り上げる、毎年恒例の全12回シリーズの第11回目です。このシリーズは、アクセシビリティエディターのアレックス・ユルゲンセンが、複数の寄稿者の協力を得て執筆しています。
クリスマスの11番目のお願いとして、Appleにお願いしたいのは、次のことです。
11. iPhone Xの背面にTouch IDセンサーを搭載
AppleはiPhone Xを発表した際、ホームボタンと共にTouch IDセンサーも廃止されることを発表しました。ホームボタンの廃止は個人的には非常に残念ですが、Touch IDの廃止は、ホームボタン賛成派と反対派の両方の視覚障碍者ユーザーにとって残念なことのようです。多くの視覚障碍者や弱視ユーザーは、デバイスのロック解除にTouch IDを使用しています。これらのユーザーの多くは、Face IDは技術的には機能するものの、視覚障碍者のためにロック解除にカメラを覗き込む必要がないため、システムのセキュリティが損なわれるのではないかと懸念しています。
Appleに期待したいのは、SamsungがGalaxy S8で行ったように、Touch IDセンサーを端末背面のカメラの近くに搭載することです。これにより、視覚障碍者、弱視者、晴眼者を問わず、ユーザーがFace IDまたはTouch IDのいずれかを選択して使用できるようになります。
Apple が今後のリリースに盛り込んでほしい機能の詳細については、以下をご覧ください。
10 – iOS向けリモートオーディオ増幅、オーディオ解説、字幕
9 – ディクテーション使用時の信頼性の向上
8 – Apple TV用のカメラアクセサリとFaceTimeアプリ
7 – iPhone SE 2
6 – iBooksでのオーディオブックのサポート強化
5 – 既存の技術を活用した超シンプルなルーター体験
4 – Siriでよりスマートにタクシーを注文する方法
3 – それほど長く続かなかったメールバグの修正
2 – 長年存在していたメールバグの修正
1 – VoiceOverでより簡単なウェブブラウジング
Appleのアクセシブルな記事の作成には、多くのボランティアの尽力が必要です。今年は、視覚障害者、弱視者、ろう者、盲人の方々に、支援技術、読み書き、一人旅、料理など、自立生活スキルを訓練する自立生活スキル訓練センターの設立を支援するため、読者の皆様に寄付をお願いしています。これらのスキルは不可欠であり、訓練センターはそれらの提供を支援しています。詳細情報と寄付のリンクはこちらをご覧ください。