将来のiOSデバイスには仮想ノブコントロールが搭載される可能性がある

iPhoneやiPadなどの将来のiOSデバイスには、画面上にノブが搭載されるかもしれません。物理的なノブではなく、仮想的なノブです。Appleは「タッチスクリーンのノブ制御のためのシステムおよび方法」に関する特許(特許番号9547,428)を取得しました。

Appleは特許出願の中で、スマートフォン、タブレット、デスクトップパソコンなどのデバイスにおける静電容量式タッチスクリーンやその他のタッチセンシティブ技術の普及に伴い、ソフトウェアおよびハードウェア開発者は、これらの技術の独自の機能をより効果的に活用するためのユーザーインターフェースの適応に注力していると指摘しています。ボタンなどの一部のユーザーインターフェース要素はタッチベースのインターフェースに非常に簡単にマッピングできますが、スクロール可能な領域の端にあるスクロールバーなど、他のユーザーインターフェース要素は完全に置き換えることができます。 

しかし、Appleによると、ノブなどの特定のユーザーインターフェース要素は従来のグラフィカルユーザーインターフェースには一般的ではなく、新規ユーザーのトレーニングに問題を引き起こす可能性があるとのことです。新規ユーザーや経験の浅いユーザーは、この種のユーザーインターフェース要素をどのように操作すればよいのか正確に把握できず、一部のユーザーに不安、恐怖、あるいは不確実性を与える可能性があります。その結果、特定のハードウェアプラットフォームや、そのハードウェアプラットフォーム上で動作する個々のソフトウェアアプリケーションの使いやすさが低下する可能性があります。 

Appleは、一部のアプリに「仮想」ノブを搭載することで非常に直感的に操作できると考えています。特許によれば、ノブコントロールの感度は調整可能です。

もちろん、Appleは米国特許商標庁に数多くの特許を申請し、そして取得しています。その多くは日の目を見ることのない発明です。しかし、どの発明が実際の製品に実現されるかは、決して予測できません。