安全性と利便性のためのVoiceOver

iPhoneは、様々な特別なニーズを持つユーザーにとって最適なスマートフォンとして高く評価されています。2016年6月、米国盲人協会(ACB)は、AppleがiOSのアクセシビリティ機能によりアクセシビリティ賞を受賞すると発表しました。アクセシビリティの設定は多岐にわたり、あらゆるニーズに合わせてiPhoneをカスタマイズできます。

多くの設定は、特別なニーズがなくても役立ちます。私が毎日使っている設定の一つはVoiceOverです。VoiceOverを常時オンにする設定(設定 > 一般 > アクセシビリティ > VoiceOver)がありますが、必ずしも常時オンにする必要はないかもしれませんし、オンにしておきたいわけでもないかもしれません。私は運転中やスマートフォンの声が聞こえる範囲にいる時はいつでもVoiceOverを使用していますが、画面が見えない場合もあります。

私のiPhoneは、ホームボタンをトリプルクリックするとVoiceOverがすぐに起動するように設定されています。もう一度ホームボタンをトリプルクリックするとVoiceOverが無効になります。設定は、「設定」>「一般」>「アクセシビリティ」>「アクセシビリティショートカット」>「VoiceOver」で行えます。

ここでVoiceOverをオンにしても、ホームボタンをトリプルクリックするまで有効になりません。車に乗る際はトリプルクリックすると、すべての通知が読み上げられるので便利です。車を降りる際は、もう一度トリプルクリックすると音声通知が無効になります。VoiceOverの読み上げ速度は、「設定」>「一般」>「アクセシビリティ」>「VoiceOver」で調整できます。

特別なニーズを持つ方向けのアクセシビリティ設定は数多くありますが、その多くはiPhoneの日常的な使用にも役立ちます。VoiceOverは便利なだけでなく、道路から目を離すことなくすべての警告を読み上げてくれるので、運転の安全性も大幅に向上します。