アナリスト:ARKit開発ツールがAppleのスマートグラスの波を切り開く可能性

CNBCが報じたように、UBSのアナリスト、スティーブン・ミルノビッチ氏は顧客向けメモの中で、iPhoneの拡張現実を活用し、ARKit開発ツールを通じて将来のスマートグラス製品への道を切り開く可能性があると述べている。

テクノロジー界の巨人である同社は、今月開催された年次世界開発者会議(WWDC)でARKitを発表しました。ARKitにより、開発者は最新のコンピュータービジョン技術を活用し、現実世界のシーン上に精緻な仮想コンテンツを構築し、インタラクティブなゲーム、没入型ショッピング体験、工業デザインなどを実現できるようになります。

ミルノビッチ氏の見解は以下の通りだ。「高度なセンサーとカメラ機能はiPhoneの機能を強化するだろう。最終的にはiGlassのような独立したハードウェアが登場するかもしれない」とUBSのアナリスト、スティーブン・ミルノビッチ氏は述べた。「Appleの典型的なデザイン(iGlass)を備えたメガネで、HoloLensのような体験が可能になるだろう」と同社は、Microsoftのかさばる代替品に言及して述べた。

しかし、必要となる計算能力とセンサーの量は、設計上の深刻な課題となる可能性が高い。もしAppleが、大量のデータをメガネからiPhone(そこで大量の計算が行われる)に送信する方法を見つけられれば、メガネのデザインはより魅力的になるだろう。そうなると、膨大な量の複雑なデータをデバイス間でいかに迅速に転送するかという問題が出てくる。