AppleはiPhoneを運転免許証の代わりにしたいと考えている(他にもいろいろある)

Appleは、iPhoneを電話、カメラ、ビデオカメラ、ボイスレコーダー、そしてミニコンピュータとしてだけでなく、個人データを安全に保存し、必要に応じて他の人が利用できる場所にしたいと考えています。新たに出願された特許出願(特許番号202000320188)によると、このテクノロジー大手は運転免許証さえもスマートフォンに保存できるようにしたいと考えているようです。

「制御された本人確認情報の公開」と題された特許出願において、Appleは、運転免許証やパスポートなどの物理的な本人確認情報が、電子機器に保存されるデジタル本人確認情報などのデジタル形式に移行しつつあると述べています。認証情報自体が変化するにつれ、ユーザーが政府関係者や商業団体などの第三者に本人確認情報を提供する方法も変化していくでしょう。 

例えば、ユーザーは自分のデバイスから第三者の無線端末にデジタルID認証情報をワイヤレスで送信することができます。Appleは、これをシームレスかつ安全に実現する方法を提供したいと考えています。

本発明の概要は以下のとおりです。「制御されたID認証情報公開のためのデバイスは、デバイス上に保存されているユーザのID認証情報公開要求を受信するように構成された少なくとも1つのプロセッサを備えてもよい。この少なくとも1つのプロセッサは、さらに、ID認証情報に関連付けられたユーザを認証するように構成されてもよい。」 

「少なくとも1つのプロセッサは、認証に応答して、例えばディスプレイ用および/または直接無線接続を介して端末装置に、ID認証情報の少なくとも一部を提供するようにさらに構成されてもよい。少なくとも1つのプロセッサは、ID認証情報の少なくとも一部の提供に応答して、電子装置をロック状態にし、および/またはロック状態を維持するようにさらに構成されてもよい。」