
先週、Parallelsは仮想コンピューティングプラットフォームの最新バージョンであるParallels Desktop 11 for Macを発表しました。そして本日、VMwareはVMware Fusionシリーズの最新版となるVMware Fusion 8をリリースしました。
競合製品と同様に、VMware Fusion 8はMacユーザーが再起動なしでMac上でWindowsを実行できるように設計されています。新バージョンはMicrosoft Windows 10とMac OS X El Capitanをサポートしているため、ユーザーは「Always On Cortana」(MicrosoftのSiriのような仮想アシスタント)などの機能を利用したり、今年後半にリリースされるEl Capitanのベータ版をテストしたりできます。
VMware Fusion 8が競合他社を圧倒した点の一つは、グラフィックパフォーマンスです。同社はグラフィックエンジンを強化し、DirectX 10とOpenGL 3.3のサポートを追加したことで、高機能な3Dアプリケーションにも対応し、VMware Fusion 7と比較して最大65%高速にグラフィックを描画できる仮想マシン環境を実現しました。
VMware は最新の Mac を活用できるように Fusion 8 を設計しました。そのため、iMac Retina 5K や 12 インチ Retina MacBook など、さまざまなデバイスで優れた動作が可能です。
もちろん、VMware Fusion 8には、VMware Fusion 8 Proという、より強力で強力なパートナーが加わりました。Pro版では、最新のWindows、Linux、OS X環境のサポートが追加され、VMware vCloud Airと統合されています。vCloud Airを利用することで、仮想マシンをクラウドにバックアップしたり、ウェブサイトやアプリケーションをローカルマシンで開発してからクラウドにプッシュして本番環境に移行したりすることが可能になります。
Proは開発者向けで、Chef、Vagrant、Dockerをサポートしています。複雑なクラウドアーキテクチャをシミュレートする必要がある場合、VMware Fusion 8 ProはIPv6 NATサポートを含む高度なネットワーク制御を提供します。
VMware Fusion 8は本日79.99ドルで販売開始いたします。Fusion 6および7をご利用のお客様は49.99ドルでアップグレードいただけます。2015年7月29日から本日までにVMware Fusion 7またはFusion 7 Proをご購入いただいた方は、無料でアップグレードいただけます。VMware FusionまたはFusion Proの無料トライアルはこちらからダウンロードいただけます。