将来的には、Appleのミー文字とアニ文字がSiriやメッセージアプリと連携し、アバターキャラクターの表情に合わせたトーンで「話す」ようになるかもしれません。このテクノロジー界の巨人は、「表情に基づいた音声効果」に関する特許(番号20180336716)を出願しています。
特許出願では、絵文字などのマルチメディアコンテンツをメッセージング通信の一部として送信できることが規定されています。Appleは、絵文字は様々な定義済みの人物、物、動作、その他のものを表すことができ、一部のメッセージングアプリケーションでは、ユーザーが定義済みの絵文字ライブラリから絵文字を選択し、他のコンテンツ(例えば、他のマルチメディアコンテンツやテキストコンテンツ)を含むメッセージの一部として送信できると説明しています。

アニ文字は、ユーザーが自分自身を表すアバター(人形など)を選択できるマルチメディアコンテンツの一種です。アニ文字は、まるでユーザーの動画のように動いたり話したりすることができます。アニ文字を使うと、ユーザーは楽しくクリエイティブな方法で絵文字のパーソナライズ版を作成できます。Appleは、アニ文字に適切な音声イントネーションを付与することで、さらに楽しさが増すと考えています。
Appleによる発明の概要は次のとおりです。「本開示の実施形態は、ハードウェアコンポーネントから抽出された顔の特徴および/または音声の特徴に少なくとも部分的に基づいて、ビデオクリップの音声および/またはビデオ情報を調整するためのシステム、方法、およびコンピュータ読み取り可能な媒体を提供することができる。例えば、仮想アバターのアバタービデオクリップを生成する要求を検出すると、カメラの視野内の顔に関連付けられたビデオ信号と音声信号がキャプチャされる。
「音声信号およびビデオ信号から、それぞれ音声特徴および顔特徴が抽出され得る。いくつかの例では、アバタービデオクリップのプレビュー要求の検出に応答して、顔特徴および音声特徴に少なくとも部分的に基づいて調整された音声信号が生成され、調整された音声信号を用いた仮想アバターのビデオクリップのプレビューが表示される場合がある。」
もちろん、Appleは米国特許商標庁に数多くの特許を申請し、そして取得しています。その多くは日の目を見ることのない発明です。しかし、どの発明が実際の製品に実現されるかは、決して予測できません。