将来の iPhone と iPad には、新しい特許出願 20170276914、20170276913、および 20170276912 に示されているように、3 つ、4 つ、または 5 つの屈折レンズを備えた折り畳み式レンズ システムが搭載される可能性があります。
Appleは特許出願において、スマートフォンやタブレット、パッド端末といった小型でモバイル性に優れた多目的デバイスの登場により、デバイスに搭載可能な高解像度で小型のカメラの必要性が高まったと述べています。しかしながら、従来のカメラ技術には限界があり、こうしたデバイスに搭載される従来の小型カメラは、大型で高品質なカメラで得られる画像よりも低い解像度や画質で撮影する傾向があります。

小型パッケージサイズのカメラで高解像度を実現するには、一般的に、ピクセルサイズの小さい光センサー(イメージセンサーとも呼ばれます)と、高性能でコンパクトな撮像レンズシステムが必要です。技術の進歩により、光センサーのピクセルサイズは縮小されてきました。しかし、光センサーの小型化と高性能化に伴い、撮像品質性能を向上させたコンパクトな撮像レンズシステムへの需要が高まっています。Appleは、その解決策があると考えています。
Appleによる発明の概要は次のとおりです。「小型フォームファクタのカメラに使用可能なコンパクトな折り畳みレンズシステムが記載されています。屈折力を持つ3つのレンズ要素を含むレンズシステムが記載されており、プリズムなどの光折り畳み要素がレンズシステムの物体側にある第1レンズ要素と第2レンズ要素の間に配置され、第1レンズ要素から屈折した光を第1軸から第2軸へと方向転換します。第2軸には、他のレンズ要素と光センサーが配置されています。」
「レンズシステムには、レンズシステムの前端の後ろ、例えば最初のレンズ要素に配置された絞りと、最後のレンズ要素と光センサーの間に配置されたオプションの赤外線フィルターが含まれる場合があります。」
もちろん、Appleは米国特許商標庁に数多くの特許を申請し、そして取得しています。その多くは日の目を見ることのない発明です。しかし、どの発明が実際の製品に実現されるかは、決して予測できません。