Appleは、ワイヤレステクノロジー担当バイスプレジデントのイザベル・ゲ・マヘ氏をグレーターチャイナ担当バイスプレジデント兼マネージングディレクターに任命したことを発表しました。同氏はCEOのティム・クック氏とCOOのジェフ・ウィリアムズ氏に直属します。この新設された役職において、イザベル氏はAppleの中国拠点チーム全体にわたるリーダーシップと調整を担います。
「Appleは中国への投資と成長に強くコミットしており、イザベルがその経験とリーダーシップを当社の中国チームにもたらしてくれることを大変嬉しく思います」とクック氏はプレスリリースで述べています。「彼女は近年、中国のAppleのお客様のためにイノベーションを提供することに多大な時間を費やしてきました。彼女のリーダーシップの下、さらに大きな貢献ができることを期待しています。」

Ge Maheは9年間にわたりAppleのワイヤレステクノロジーソフトウェアエンジニアリングチームを率い、ほぼすべてのApple製品における携帯電話、Wi-Fi、Bluetooth、NFC、位置情報、モーションテクノロジーの開発に注力してきました。また、Apple Pay、HomeKit、CarPlayの開発チームも統括してきました。
中国では、Apple の研究開発チームやキャリア パートナーと緊密に連携し、QR コードのサポート、SMS 詐欺の防止、電話番号を Apple ID として利用できる機能など、最近発表された iOS 11 の機能を含む、iPhone および iPad 向けの中国固有の新機能を開発しました。
遼寧省瀋陽市生まれ、中国語に堪能な葛麻瑛(ゲ・マヘ)は、ブリティッシュコロンビア州のサイモンフレーザー大学で電気工学の学士号と修士号を取得しました。カリフォルニア大学バークレー校でMBAを取得しています。
イザベルは今年の夏後半に上海を拠点とする新しい役職に就く予定です。