iOS 11のデビュー以来、App Storeの閲覧がダウンロード数の15%を占める

新しい Sensor Tower Store Intelligence データにより、iOS ユーザーがゲームやアプリを見つける手段は大きく異なっており、2017 年秋の iOS 11 の導入以降、App Store の閲覧がアプリの発見にさらに重要になっていることが明らかになりました。

調査グループは、サンプル全体のApp Storeダウンロードの65%が検索経由であるにもかかわらず、ゲームアプリと非ゲームアプリではその割合が大きく異なることを発見しました。調査期間中のゲームアプリのダウンロードのうち、App Storeでの検索経由はわずか56%であったのに対し、非ゲームアプリでは69%でした。この差は、ブラウズやアプリ紹介経由のゲームアプリのダウンロード割合の高さによって相殺されました。

Sensor Towerによると、ゲームダウンロードのかなりの部分を占めているのは「ブラウズ」であることは驚くべきことではないとのことです。先月の同社の分析では、App Storeで紹介されたゲームはダウンロード数を大幅に伸ばす可能性があることが示されています。ゲーム開発者は、自社タイトル内で自社ゲームを宣伝したり、他社のアプリ内で広告を掲載したりする機会を活用しているようです。ゲームダウンロードの17%は、他のアプリからの紹介経由となっています。

Appleは昨年9月、編集コンテンツを通じてユーザーを惹きつけ、アプリの見つけやすさを向上させることを目標に、新しいApple App Storeをリリースしました。このリリースでは検索機能も強化されましたが、新デザインではApp Storeの閲覧体験の向上に重点が置かれました。

Sensor Towerの調査によると、新しいApp Storeのリリース以降、ブラウズ経由のダウンロード数が増加しています。iOS 11 Apple App Storeのリリース前の4ヶ月間は、ダウンロード数の約10%がブラウズ経由でした。リリース後は、ブラウズ経由のダウンロード数の割合が15%以上に増加しました。新しいApp Storeをめぐる当初の盛り上がりの後、ブラウズ経由のダウンロード数の増加はやや鈍化したように見えますが、2018年初頭まで、ブラウズ経由のダウンロード数はiOS 11以前の平均レベルを上回っています。

Sensor Towerの分析によると、App Storeのダウンロードの大部分は依然として検索経由であるものの、他のソースからのインストールも依然として大きな割合を占めていると、同研究グループは指摘しています。また、Sensor Towerは、iOS 11のリリースに伴い、App Storeでの可視性の向上がこれまで以上に重要になっていることも明らかだと述べています。


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