技術顧問会社ABIリサーチの戦略技術担当副社長マリク・サーディ氏によると、AppleとQualcommは長きにわたる法廷闘争を解決したため、特にIntelがスマートフォンの5Gモデム市場から撤退する中で、Qualcommが再びiPhoneの唯一のモデムサプライヤーになると思われるという。
「AppleがQualcommのRFFEソリューションを採用するのか、それともQualcommの5Gモデムのみを採用するのかはまだ分からない」と彼は付け加えた。「Qualcommは、5Gモバイルモデムの圧倒的な最大サプライヤーとなるだろう。HuaweiやSamsungといった専属ベンダーとの一定レベルの競争に直面する可能性はあるが、それは限定的で限定的なものにとどまるだろう。」
アナリストたちは、Appleが2020年にiPhoneデバイスに5G機能を搭載できるかどうか疑問視している。これは、Appleがこれまで5Gモデムの唯一のパートナーとしてIntelを選んできたため、両社が商業的目標と技術的目標を一致させて5G対応iPhoneを競合製品と差別化することが難しいと感じていたためだ。
「アップルが5Gモデムのパートナーとして再びクアルコムに切り替えた今、クアルコムにはインテルが失敗したところで成功できるというプレッシャーがかかっている。それによってアップルは2020年にiPhoneに5Gを搭載し、今後非常に競争の激しい市場で効果的に差別化できる」とサアディ氏は言う。
