AppleがmacOS Catalinaのサイドカー機能の特許を取得

Appleは、macOS Catalinaで導入されたSidecar機能に関する特許(特許番号10,635,134)を取得しました。この機能により、iPadをセカンドディスプレイとして、またはクリエイティブなMacアプリ間で高精度な入力デバイスとして使用することで、Macデスクトップを拡張できるようになります。 

特許データの中で、Apple は、タッチ センシティブなセカンダリ ディスプレイをコンピューティング システムに統合することで、ユーザーがこれらのシステムと対話するための新しい方法、特にコンピューティング システムのプライマリ ディスプレイに表示されるアプリケーションのコンテキストに基づいて動的に選択されるアフォーダンスをセカンダリ ディスプレイに提供できるようになったと述べています。 

しかしAppleによると、特定のアプリケーションを使用している際に、セカンダリディスプレイ内で必要なアフォーダンスを簡単に見つけられないユーザーがいるという。同社は「セカンダリディスプレイの異なる表示モードを簡単に切り替えられるカスタマイズ機能、そしてセカンダリディスプレイの表示モードを異なるアプリケーションに関連付ける機能が必要だ」と述べている。そしてAppleは明らかに、Sidecarがこれらの問題を解決できると考えているようだ。

発明の概要は以下のとおりです。「本発明は、タッチセンシティブなセカンダリディスプレイの操作をユーザーがカスタマイズできるようにするシステムおよび方法を開示する。一例となる方法は、プライマリディスプレイに第1のアプリケーションの第1のUIを表示すること、セカンダリディスプレイが適応型表示モードで動作している間に、(i)タッチセンシティブなセカンダリディスプレイの各部分に、第1のUIの現在の状態に基づいて選択されたアプリケーション固有のユーザーインターフェース要素を表示すること、(ii)セカンダリディスプレイを持続モードで操作する要求を受信すること、要求の受信に応答して、タッチセンシティブなセカンダリディスプレイを持続表示モードで動作させること、および、フォーカスを第2のアプリケーションの第2のUIに変更した後、プライマリディスプレイに第2のUIを表示すること、および、セカンダリディスプレイの各部分において、持続表示モードに関連付けられたUI要素の表示を維持することを含む。」