アップルの特許出願は血圧測定システムに関するもの

Appleは「カフの設計と方法」に関する特許(番号20180153418)を出願しました。これは血圧管理システムを示唆するものですが、このテクノロジー大手が実際に独自のシステムを開発するとは思えません。

特許出願において、Appleは血圧測定システムやキットは、上腕動脈を介して上腕部、または橈骨動脈を介して手首の血圧変化を検出するように設計された膨張式カフを備えていることが多いと指摘しています。カフは通常、限られた範囲の四肢サイズで血圧を正確に測定するように構成されており、想定される四肢サイズより小さい、または大きい四肢では、実際の血圧をそれぞれ過小評価または過大評価する可能性があります。 

このようなシステムのカフは、想定される腕囲の約40%の幅と約80%の長さに設定されています。カフが小さいと、配置のばらつきや接触面積の小ささにより、圧力信号の検知が困難になる可能性があります。Appleはより良いアイデアを持っていると考えているようですが、前述の通り、Appleは自社開発ではなく、サードパーティと共同でこのような発明に取り組むのではないかと私は考えています。しかし、Appleのことなので、どうなるかは分かりません。

発明の概要は次のとおりです。「薄型血圧測定システムおよびその使用方法を開示する。本システムは、多区画構造を有する、および/または剛性表面もしくは剛性構造上に取り付けられた拡張可能な部材または構造を含む。本システムは、携帯型多機能デバイスに組み込まれるか、または携帯型多機能デバイスと通信するように構成される。」

もちろん、Appleは米国特許商標庁に数多くの特許を申請し、そして取得しています。その多くは日の目を見ることのない発明です。しかし、どの発明が実際の製品に実現されるかは、決して予測できません。


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