次世代iPhoneの出荷は通常の9月よりも遅れるとの予想もあるが、バロンズが指摘したように、モルガン・スタンレーのアナリスト、ケイティ・ヒューバティ氏は顧客向けメモの中で、「iPhone 8」(架空の模型で示されている)の「発売が大幅に遅れるリスクは限定的」だと述べている。

彼女はアジアを訪問し、現地のiPhoneサプライヤーと会談した後、この結論に至った。iPhone 8は拡張現実(AR)機能に対応すると予想されており、そのためには特殊な3Dセンシング部品が必要になる可能性が高い。この点とiPhoneのプロセッサは「初期の供給を制限するボトルネックとなるようだが、9月か10月以降の発売には影響しない可能性が高い」とハバティ氏は述べている。
しかし、たとえ遅れたとしても、その価値はあると彼女は言う。ハバティ氏は、拡張現実(AR)はキラーアプリケーションであり、Androidユーザーのアップグレードを促進し、特に中国でユーザーを動員する可能性があると述べている。彼女は、AppleがAR市場のリーダーになると予想している。