アップルが「手袋タッチ検出」の特許を取得

寒い季節にiPhoneやiPadのタッチ機能を使うのに手袋を外さなければならないのは、イライラしませんか?Appleはそんな状況を変えたいと考え、「手袋タッチ検出」に関する特許(特許番号9,609,417)を取得しました。

特許出願において、Appleはタッチセンサーデバイスは、タッチセンサーデバイスの表面に触れる物体が障壁によって表面から隔てられている環境でも使用できると述べています。例えば、ユーザーが片手または両手に手袋をはめている場合や、1本以上の指に包帯を巻いている場合でも、タッチセンサーデバイスは使用可能です。

この障壁により、物体とタッチセンサーパネルのセンサーとの間に隙間が生じ、タッチセンサーパネルの表面に触れた物体をセンサーが認識する能力が低下する可能性があります。これは当然ながら問題です。(興味深いことに、特許出願中のタッチデバイスの図にはノートパソコンが描かれています。)

以下は、Apple による(やや技術用語が多い)発明の要約です。「いくつかの例では、信号密度メイクしきい値を使用して入力パッチが表面に接触していることを識別することに加えて、信号密度安定性しきい値を使用して入力パッチが表面に接触していることを識別することができます。 

いくつかの例では、最近特定されたタッチからのピーク信号密度寄与の加重平均を計算し、新しい入力パッチの「確定」閾値を動的に調整することができます。他の例では、以前のタッチと同じ経路に関連付けられていると特定された新しい入力パッチの「確定」閾値を、加重平均を計算することなく、以前のタッチに基づいて動的に調整することができます。

もちろん、Appleは米国特許商標庁に数多くの特許を申請し、そして取得しています。その多くは日の目を見ることのない発明です。しかし、どの発明が実際の製品に実現されるかは、決して予測できません。