アップルの最新業績報告に関する記者・アナリスト向け会見で、CEOのティム・クック氏は、「アップルカー」や自動車用ソフトウェア、あるいは同社の秘密研究室で開発中のその他のいかなるものに関しても、同社の計画を肯定も否定もしなかった。
「噂についてはお話しできませんが、Appleは顧客体験を向上させる方法を模索しており、今後多くの技術が利用可能になるか、あるいは自動車体験に革命をもたらすであろうことは明らかです」と彼は述べた。「しかしながら、本日発表することは何もありません。」

同社の研究開発予算が倍増したことについて尋ねられると、クック氏は、Appleにはまだ市場に出ていない開発中の製品があり、それが研究開発予算に反映されていると述べたが、当然ながら詳細は明らかにしなかった。
アップルがテレビ事業にまだ関心を持っているかとの質問に対し、同氏は「私を含め、ここにいる多くの人間が強い関心を抱いている」と答えた。同社はオリジナルコンテンツに注力していると付け加え、アップルのストリーミングサービスなどについては言及を避け、「テレビは我々が注力している分野だ」と漠然と述べるにとどめた。
Appleは今後3~5年で何をしたいのか、壮大なビジョンを持っているのか、それとも市場の状況に応じて決定するという戦略なのかと問われると、クック氏はこう答えた。「私たちはこれまでで最も強力なパイプラインを保有しており、その内容については非常に自信を持っています。しかし、その中身についてはお話しできません。私たちは物事の方向性を明確に把握しており、非常に機敏で、必要に応じて柔軟に対応できるのです。」
