アップルのCEOティム・クック氏は、アドウィーク誌の第2回年次「ザ・パワーリスト」で、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ氏とグーグルのアルファベット共同創業者ラリー・ペイジ氏に次いで上位にランクインした。
メディア、マーケティング、広告、テクノロジーの最新ニュースやトレンドを取り扱うAdWeekは、このパワーリストを作成するにあたり、「企業価値、収益と収益成長、市場実績、消費者へのリーチと親和性、ライバル企業の中での地位、管理する従業員数、主要な買収と提携、業界の栄誉、メディアの話題性などの基準を考慮し、世界的な大企業のプロフィールと実績を検討した」。

Adweekはクック氏について次のように評している。「最近、Appleの輝かしい評判に傷がついた。55歳のクック氏が伝説の共同創業者スティーブ・ジョブズ氏から経営を引き継いで以来、4年間の力強い成長を遂げてきたAppleだが、シリコンバレーの同業他社を下回る業績となり、株価もそれに応じて下落している。時価総額7000億ドルを達成した米国初の企業となった後、同社の価値は最近5000億ドルを割り込み、S&P500指数のトップをめぐってアルファベットと激しい競争を繰り広げている。
最大の要因は? iPhoneの売上低迷とApple Watchの期待外れのデビューだ。是正措置はとっくに必要だったという声もあり、この不振をクック氏のせいにする人はほとんどいない。実際、彼は将来的に新たな収益源を開拓できるような前進を遂げている。一例を挙げると、配車サービス「滴滴出行」(中国のUber)への10億ドルの投資だ。もう一つの例を挙げると、11月にリリースされたAndroid OS向けApple Musicアプリは、ライバルプラットフォームへの同社による最大の攻勢と言えるだろう。テイラー・スウィフトを起用したこのアプリの広告は話題となり、近年Appleの広告に欠けていた、刺激的な文化的な色彩を鮮やかに示していた。(Appleは2つのグランド・クリオ賞を獲得している。1つはiPhoneキャンペーン「ワールドギャラリー」、もう1つはBeats by Dreの「The Game Before the Game」である。)
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