ブルームバーグの報道によると、アップルはBMW、ダイムラー傘下のメルセデス・ベンツ、フォルクスワーゲン傘下のアウディなど高級車メーカーが使用する衛星ナビゲーションシステムの開発を率いたソフトウェアエンジニア、シニサ・デュレコビッチ氏を採用したという。
記事によると、10月に役職は明らかにされていないがアップルに入社したデュレコビッチ氏は、ハーマン・インターナショナル・インダストリーズ社でナビゲーション部門の主任設計者、その後はチーフエンジニアを務めていた。同社のシステムは複数の自動車メーカーに採用されている。
LinkedInに掲載されている彼の経歴概要は次のとおりです。「私はソフトウェアアーキテクト、エンジニア、そしてチームリーダーであり、ソフトウェアシステムの設計と開発において25年以上の経験があります。中規模企業で8年間プリンシパルエンジニアを務めた後、大手プレミアムナビゲーションシステムサプライヤーでシニアプリンシパルアーキテクト、そしてチーフエンジニアを務めました。主な業務は、マップ拡張型先進運転支援システム(ADAS)、デジタルマップ、カーナビゲーションシステムです。」

この採用は、iOSおよびOS X向けマップの開発に注力していることを示すものです。Appleは先月、インドのハイデラバードに4,000人の従業員を擁する開発センターを開設し、マッピング業務に特化しました。AppleのCEO、ティム・クック氏によると、この投資によりマップの開発が加速し、最大4,000人の雇用が創出される見込みです。
同社はマップアプリを継続的にアップデートし、3Dビュー、Flyover機能、買い物や食事、周辺エリアの探索に役立つツールなど、新機能を追加してきました。iOS 9では、電車、地下鉄、バス、徒歩を組み合わせた交通機関検索機能が追加され、既に世界300以上の都市で利用可能です。
Appleは中国のライドシェア企業Didi Chuxingにも10億ドルを投資しました。この投資により、同社は中国のドライバーの行動データや地図データにアクセスできるようになる可能性があります。
今まで見た中で最もユニークな iPhone ケースの 1 つ: iPhone 6/6s 用 X-Doria Iridescent