アップルのエンジニアがポストメイツに加わり、自律走行歩道ローバーの開発に取り組む

Postmatesは、長年Appleのエンジニアを務め、作家でもあるケン・コシエンダ氏を主任ソフトウェアエンジニアとして採用しました。コシエンダ氏はPostmatesチームに加わり、まずはPostmates Xの開発に携わり、同社の自動運転歩道移動ロボット「Serve」の新プラットフォームを構築します。

コシエンダ氏は以前Appleに在籍し、Safariウェブブラウザ、iPhone、iPad、Apple Watchの初期バージョンを開発したソフトウェアチームに所属していました。デザイナーやエンジニアと協力し、iOSの最初のリリースからiOS 11までの機能開発に携わりました。 

コシエンダ氏は、初代Apple Watchの文字盤、3D Touchのアルゴリズム、感圧式ホームボタン、アクセシビリティ機能、そしてSpringBoard、Live Photos、2眼ポートレートフィルターのユーザーインターフェース要素を開発しました。また、初代iPhoneのオートコレクト機能も発明し、Appleでの功績により50件以上の特許を保有しています。

コシエンダは昨年、『Creative Selection』と題した書籍を出版しました。本書では、様々なプラットフォームやデバイスの主要機能への彼の関与を通して、Appleのデザインプロセスを垣間見ることができます。

Postmatesは、50万店以上のレストラン、食料品店、コンビニエンスストア、そして従来型の小売店からのオンデマンド配達を専門としています。同社は約3,500都市で事業を展開しています。Postmatesは2018年12月にServeを初めて導入し、様々な場所で試験運用を行ってきました。