AppleはiCloudユーザーデータストレージにGoogleクラウドサービスを利用している

AppleのiOSセキュリティガイドによると、AppleはiCloudユーザーデータの保存にGoogleのクラウドストレージサービスを利用しているようです。これは、AppleがGoogleなどのサードパーティ企業にクラウドストレージの料金を支払っているという2016年からの噂を暗黙のうちに認めた初めての事例です。

iCloudについて、あまり心配する必要はありません。iOSセキュリティガイドによると、「各ファイルはチャンクに分割され、iCloudによってAES-128と、各チャンクの内容から生成されたSHA-256を利用したキーを使用して暗号化されます。キーとファイルのメタデータは、AppleによってユーザーのiCloudアカウントに保存されます。暗号化されたファイルのチャンクは、ユーザーを特定する情報なしで、S3やGoogle Cloud Platformなどのサードパーティ製ストレージサービスに保存されます。」

S3 は Amazon のクラウド ストレージ ソリューションであり、2017 年 3 月に公開されたセキュリティ ガイドの前のバージョンでも紹介されていました。Google がクラウド ストレージ プロバイダーとして追加されたのは昨年のことですが、Apple が既存のデータ センターを拡張し、世界中に新しいデータ センターを建設するにつれて、この傾向は続くと思われます。