将来のiMacのデュアルカメラの可能性について考える

先週、Appleは将来のハードウェア製品ラインナップをプレビューしました。2018年以降にMac Proのアップデートが予定されているほか、新型iMacも「今年」発売予定です。一部の専門家は既に2017年モデルのiMacをiMac Proと呼んでいます。Apple自身も、新型iMacはプロユーザーのニーズに応える製品になると明言しています。

新しいiMacを「プロ」の称号にふさわしいものにするために、多くのアップグレードが可能です。CPU、メモリ、GPUのアップグレードは間違いなく含まれるでしょう。Appleが2016年モデルのMacBook Proの一部に搭載されているTouch Barを、iMacの独立型キーボードに搭載するかもしれないという噂もあります。

2017年モデルのiMacをさらに「プロ仕様」にするためのアップグレードとして、ディスプレイ上部にデュアルカメラを搭載することが考えられます(ページ上部のモックアップをご覧ください)。デュアルカメラにより3D顔認識が可能になり、3D動画の撮影にも活用できるようになります。FaceTimeチャットがより深く、より豊かな体験になるだけでなく、3Dキャプチャはコンピューターの操作に困難を抱える人々の助けにもなります。

デュアルカメラにより、視線や顔の動きをより簡単に追跡できるため、この種のインタラクションを必要とする人にとって、より正確な入力が可能になります。iMacとの全く新しいインタラクション方法が可能になります。

ユーザーがカメラの前に物を持ち、iMacがそれをスキャンして何を持っているのかを認識するといったことも可能になるかもしれません。さらに良いのは、構造化光スキャンを用いることで、デュアルカメラを一種の3Dスキャナーとして活用できるかもしれません。

サードパーティ製品(Leap Motionなどが思い浮かびます)のようなジェスチャーインタラクションも可能になるでしょう。AppleはiMacにタッチスクリーンを搭載しないと明言しており、私もこの決定に賛成です。手を伸ばして画面に触れるのは面倒で、操作感を損なうでしょう。3Dジェスチャーインタラクションなら、手がキーボードの上、あるいはキーボードのすぐ上にあるので、画面上のオブジェクトを操作したり、ジェスチャーでシステムに入力したりできるので、問題ははるかに少なくなります。

Appleはつい最近、iPhone 7 Plusにデュアルカメラを搭載しました。近いうちにMacにもデュアルカメラが搭載されるでしょう。コンピューターとのインタラクションに全く新しい世界が開かれるかもしれません。