
約2ヶ月前、AWTを含むAppleのウェブサイトでは、広告ブロッカーに関する話題がほとんどでした。多くのサイトが収益源として広告に大きく依存しているため、広告ブロッカーは広告付きウェブサイトの終焉の始まりを意味するのではないかと懸念されていました。昨夜、MacStories.netの発行者フェデリコ・ヴィティッチ氏の以下のツイートを見た時の驚きを想像してみてください。
iOS 9 のリリースから 2 か月が経過しましたが、iPhone (米国 App Store) の有料アプリトップ 150 チャートにコンテンツ ブロッカーは表示されません。
— フェデリコ・ヴィティッチ (@viticci) 2015 年 11 月 19 日
The LoopのDave Mark氏が検索したところ、コンテンツブロッカーはすべてApp Storeのユーティリティカテゴリに分類されていることがわかりました。しかし、そのカテゴリを調べても、Mark氏は「最初に出会った有料広告ブロッカーは36位のCrystalで、驚くべきことに無料リストのトップ100に広告ブロッカーは1つも入っていませんでした」と指摘しました。
では、2ヶ月前には話題になっていたこのジャンルのアプリが、なぜ忘れ去られてしまったのでしょうか?マークは、コンテンツブロッカーは開発者にとって非常に簡単に作成できるため、誰もが市場に参入し、結果としてアプリの希薄化が進み、どのアプリもトップ100入りできなくなったのではないかと推測しています。しかし、私は彼の2番目の指摘の方がはるかに理にかなっていると思います。
マークは、「iPhoneは依然として飛ぶように売れていますが、新規購入者は広告ブロッカーとそれがブラウジング体験にもたらす違いを認識していない可能性があります」と述べています。 実際、私が地元のコミュニティカレッジで定期的に教えている「iOS基礎」の授業で、iOSユーザーのグループにアンケートを取ったところ、広告ブロッカーとは何か、またモバイルウェブブラウジングを高速化する方法を知っている人は 一人もいませんでした。
2ヶ月前のコンテンツブロッカーをめぐる騒動は、ブロガーが煽った単なる茶番劇に過ぎず、iPhoneユーザーのほとんどは気にしていなかったようです。さあ、次に作り出された危機について考えてみましょう。