イタリアの独占禁止当局がアップルを反競争行為の疑いで(再び)捜査

イタリアの独占禁止当局である競争・市場監督庁(AGCM)は、AppleとAmazonがApple製品およびBeatsヘッドフォンの販売において反競争的な協力関係にあったかどうかについて調査を開始したとロイター通信が報じている。(Beats Inc.はAppleの完全子会社である。)

同団体によると、この調査は、大手IT企業が、アップルの公式プログラムに含まれていない家電小売業者による製品販売を阻止するために反競争的な合意に達したかどうかを明らかにするのが目的だという。

AppleとAGCMの衝突は今回が初めてではない。2018年10月、AGCMはAppleとSamsungに対し、ソフトウェアアップデートを利用して携帯電話の速度を低下させたという苦情を受け、それぞれ500万ユーロ(約570万ドル)の罰金を科した。Appleは「バッテリーゲート」騒動の一環として、スマートフォンのバッテリーのメンテナンスや交換方法に関する明確な情報を顧客に提供しなかったとして、さらに500万ユーロの罰金を科された。

2018年1月、AGCMはAppleとSamsungの製品の「計画的陳腐化」の疑いで調査を開始した。