アップル、顧客と従業員を危険にさらしたとしてフランスの抗議団体を提訴

毎日のように訴訟が起こされている。しかし、今回訴えているのはAppleだ。フランスの新聞「The Local」 によると、このテック大手は活動家グループ「ATTAC」を相手取って訴訟を起こした。ATTACの支持者約100人が先月、パリにあるAppleの旗艦店(写真)を占拠し、同社による「大規模な脱税」疑惑に抗議したのを受けてのことだ。

アップルの広報担当者は、同社はこのグループの表現の権利を尊重するものの、最近の行動は「顧客と従業員の安全を危険にさらしている」と述べた。カリフォルニア州クパティーノに本社を置く同社は、金融取引課税・市民支援協会(ATTAC)に対し、3,000ユーロ(約3,600ドル)の損害賠償と、同社店舗での今後の抗議活動の禁止を求める裁判所命令を求めている。もし違反した場合は、15万ユーロの罰金が科せられる可能性がある。