ガーディアン紙によると、オーストラリア人がiPhoneでCovidsafe接触追跡アプリを実行している場合、アプリをフォアグラウンドで実行していない場合、または古いモデルの電話を使用している場合、必要なすべてのデータが記録されない可能性がある。
4月10日、AppleとGoogleは、政府や保健機関によるCOVID-19の感染拡大抑制を支援するための共同取り組みを発表しました。両社は、接触者追跡を可能にするAPIとOSレベルのテクノロジーを含むソリューションを発表します。緊急のニーズを踏まえ、ユーザーのプライバシーを強力に保護しながら、このソリューションを2段階で実装する予定です。

今月、両社は、公衆衛生当局が発行するアプリを利用するAndroidデバイスとiOSデバイス間の相互運用性を実現するアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)をリリースします。これらの公式アプリは、それぞれのアプリストアからダウンロードできるようになります。また、今後数ヶ月以内に、AppleとGoogleは、Bluetoothベースの接触追跡機能を基盤プラットフォームに組み込むことで、より広範なBluetoothベースの接触追跡プラットフォームの実現に取り組んでいきます。
ガーディアン紙によると、510万人以上のオーストラリア人がiPhoneとAndroidデバイスでこのアプリをダウンロードして登録しており、Android版はバックグラウンドで実行されている間(つまり、画面上で開いていない間)動作するが、iPhone版は画面上でアプリが開かれ、電話がロック解除されているときの方が最適に動作する。
このアプリの開発機関であるデジタル変革庁のランドール・ブルゴー長官は、政府の新型コロナウイルス対策を監視する上院委員会に対し、iPhone版は確かにバックグラウンドでは動作するものの、バックグラウンドであったり画面がロックされていたりするとBluetoothハンドシェイクの交換効率が悪くなると語ったとガーディアン紙が伝えている。
「アプリがインストールされ、フォアグラウンドで動作しているスマートフォンのBluetooth接続品質は非常に良好だと言える」と彼は述べた。「しかし、スマートフォンがロックされ、アプリがバックグラウンドで動作している状態になると、接続品質は徐々に低下し、それほど良くはなくなる」
ガーディアン紙によると、政府は今朝、iPhoneアプリのアップデートをリリースした。ブルゴー氏は委員会に対し、GoogleとAppleが開発したフレームワークを統合した更なるアップデートによってiPhoneの問題が解決されることを期待していると述べた。